交通事故後の痛みからみた症状の紹介

首が痛い
交通事故で、一番多い事故例は追突事故とされています。車両追突事故の際にシートベルトをしていることで身体は完全に固定されている状態になり、このタイミングで追突を受けてしまうと、衝動で大きく頭が揺さぶられます。これが、首の痛みの発症の原因です。

背中が痛い
急性腰痛症と同じように、交通事故後に起こりやすい症状のひとつに、「神経根症」があります。神経根症が起こる要因として、交通事故による過度な動きや外部からの強烈な刺激を受けた際、神経を支える根本が引き伸ばされたり、圧縮され負荷を受けます。身体の各部位に痺れを感じたり、力が入らないような症状が出ます。 交通事故などの際に圧迫されることで起こります。

頭が痛い
交通事故後に起こる原因不明の頭痛やめまいは、実は事故の後遺症だったという例がしばしばあります。一見すると無関係と思われがちですが、事故の衝撃が原因で骨がゆがんだり、筋肉が傷ついて炎症を起こした結果の、むち打ちの症状の一つなのです。軽い頭痛やめまい、吐き気などは、他に深刻な身体症状が無かったり、医療機関で異常なしと診断された場合は、放置してしまいがちです。また、痛みが急に治まったことを完治したと勘違いしたり、痛みが出ては治まるという状態を繰り返したりなど、厄介な性質があります。

視界がぼやける・めまい
交通事故後に視界がぼやけたり、めまいで悩まされる方は多いです。そもそも交通事故自体に強烈な非日常感があり、ダメージを受けてしまうとそれは、肉体的にも精神的にも強烈に残ります。傷がなく大きな外傷が無かったとしても、「目に見えない症状」として痛烈に残ってしまう事例は多いのです。これがむちうちなどの症状になったり、視界のぼやけやめまいといった症状として現れます。 現代医学を持ってしてでも、視界のぼやけやめまいの原因特定は難しいとされ、解明されにくいことが多いです。また、 病院ごとに診察結果が異なったりすることもあり、実際にはっきりとした要因を見つけることが難しい症状です。

手がしびれる
車の衝突というのは、さほどスピードがでていなくても、かなりの衝撃です。その衝撃を、何の前触れもなく、心の準備もなく、突然受けてしまうのですから、瞬間的に、あちこちの骨が歪んでしまったり、筋肉もこわばってしまうのです。そして、全身にストレスがかかり、血流も悪くなって、手のしびれという形で現れてくるようになります。

お尻が痛い
腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」がさまざまな原因によって圧迫・刺激されることであらわれる、痛みやしびれなどの症状のことを指します。 また、殿部の部分にある仙腸関節に炎症が起きたり、股関節捻挫を起こした際疼痛が発生します。

脚がしびれる
一般的に、足のしびれは、神経の圧迫が強い状況である事と、筋肉の過緊張である事が原因として考えられます。神経が圧迫されてしまうと神経の伝達能力が悪くなってしまい、その神経に支配されている筋肉が硬くなってしまいます。

長時間歩けない
腰部の背骨を貫く穴(脊柱管(せきちゅうかん))が狭くなり、その中を通っている神経が圧迫され、足腰にしびれや痛みなどの症状を引き起こすことにより、長時間歩けず休憩するとまた歩くことができます。
